墓参り
東北が両親の出身地。
お墓参りに行こうと思い立ったのが、その日の朝。
いろいろと思案して、バイクで行くことに決めた。
瞬時に時間計算をして、盛岡で一泊することに決め、ネットで宿を予約。
東北自動車道途中
盛岡の夕方。
明くる日の朝、さらに北上する。
岩手を抜け、青森県へ入る。
南部地方と呼ばれる場所。
南部為信公がおさめていた土地だ
JR? 青い森鉄道?
田舎によくある墓場。
一時間ほど墓所にいただろうか。
せっかく来たこともあり、何気なくカメラを墓に向けた。
数枚の写真を撮り、お線香を焚いた。
季節はずれなこともあり、人は他には来なかった。
昔昔、京の方面から3人の兄弟が落ちのびて、この地に来たという。
伝承であるから本当かどうかは知らない。
夕方になり、そろそろ自宅に戻ることにした。ギリギリ日付が変わる前に戻れるかどうかの時間まで、バイクでお散歩していた。
実は幼少期のほんの少しの間住んでいたことを憶えている。子供の頃の記憶ではもう少し賑やかな町並みであったはずだが、閑散として少し寂しい気持ちになった。
首都圏以外の現状はどこもこんな感じなのだろうか。
仙台まで戻ってきた。あとは関東に入るだけだ。
しかし雲行きが怪しい。
やはり福島を過ぎ、栃木に入ったところで雨は本降りになった。
夜間ということもあり、前が見えなくなったところで、当日中の帰宅を諦め宿を探した。
宿に泊まって写真を確認してみた。1枚少しおかしい写真がある。そういうモノはあまり信じないのだが、墓石に自分が反射して写るのはわかるのだが、もう、3人の影が見える。不思議と怖くはない。
朝、すぐに東北道に入り、佐野SA で朝食。
あとは一直線に帰った。
お疲れさま、600F。